2017年1月22日に頒布する新刊からの抜粋です
※♡が乱舞しています

篝火をくるむ

「ぃ、あ♡……ああっ、こぎ、小狐丸ちゃ…ん、はぁっ…♡」
「ふふ、ぬしさま、もうこのように溶かされて…♡」
「ん、ゃ、ぁんっ、そこぉ…そんな、さわっちゃ…や♡、あ、ああ♡」
「おや、ここに触れるとのほとがきゅうと締まりますよ、それなのに、嫌、とは…」

ぬしさまは素直ではないですね、と小狐丸は楽しそうに笑いながら主の薄く毛が生え始めた恥丘をゆるゆると撫でる。と、同時にぷっくりと赤く膨れた秘豆に触れると、甘い喘ぎ声とくちゅくちゅという水音が止まらない。
くちゅ、くちゅ、ぷちゅ、ちゅう♡

彼女を座らせているのは小狐丸の膝の上だ。彼女は、小狐丸が促せばいつでもこちらに来て、胸板に背を預けてくれる。が、小狐丸自身が座るのは彼女が寛いだり短刀たちと共に過ごしたりする炬燵に備え付けられた座椅子である。もちろん、炬燵の天板の上には小狐丸と彼女が先程まで口にしていた蜜柑の皮と、湯呑が二つ残されたままだ。いつもの和やかな雰囲気のこの場所には似つかわしくない音の数々と、炬燵の中が暑いのだろうかじわりと滲んだ汗の厭らしくも甘い香り、腕の中の彼女の身体の熱が、小狐丸の興奮を煽る。加えて、彼女の着物は下半身は拓かれ乱されているが、胸元の合わせはきっちりと閉じたままだ。その危うさも小狐丸の熱を高める材料にしかならなかった。
普段ではありえない場所で、きっちりと着付けた着物を乱されるのは閨では素直な彼女にとっても恥ずかしく抵抗があることらしく、先程から譫言のよつに「やだ、」「やめて、」という静止の声が上げている。が、くりくりと突起を弄る度にその静止の声を甘い喘ぎに変えて、身体をびくびくと跳ねさせる彼女のことが可愛くて仕方がない。

「ぁ、あ♡♡………ん、ぁ♡…ゃ、あ、あああ♡」
「あぁ、ぬしさま、ぬしさま♡まだ中に指も入れていないというのにこんなにも濡らしてしまわれるとは…♡ここを弄られるのがそんなにも気持ち良いのですか…♡」
「ん、あ、ああ♡♡小狐丸ちゃ、♡そん、なに♡しちゃ♡♡だめ♡ん、ぁ、らめ、ぇ♡♡」
「ふふ、ぬしさまはこうされるのがお好きなはず…♡こうしてこの果実のように赤く染まった愛らしいここをこすこすと擦って…♡」
「ぁ、ぃあ♡……ああああああっ♡♡♡」
「こうしてぐりぐりと潰すのが一等良いとおっしゃる…♡」

こりこりと存在を主張する粒を柔らかい皮の上から潰すように擦ってやると余計に気持ちが良いようで、とろとろと溢れ出す蜜が止まることを知らない。
その小狐丸の指を濡らす愛液を、くるくると円を描きながら秘豆に塗りたくる。液体に塗れたそこはぬるぬると滑りやすくなり、小狐丸の指は彼女の一番良いところぬるりと掠めるだけになってしまった。少し物足りなさそうに小狐丸の袖を掴む彼女に気づかないふりをして、中心から少し離れた部分をぬるぬる♡、ぬちゃぬちゃ♡と弄ぶ。
時折ぐっと指で皮を抑えるようにすると彼女の入り口がひくりと震えるが、そちらにはまだ手をかけない。彼女の口から求められるまで、触れてはやらない。

「ぬしさま♡ぬしさま♡下のお口が蠢いてこちらを手招きしておりますね♡お可愛らしい♡どうか上のお口からも小狐丸をお誘いくださいますかな…?♡」
「は、ぁ♡んっ♡ぅ、ん♡んぅ♡…ゃ…ぁ…♡ちが…♡♡ちがう…さそってなんか…ない…、んぁ♡」
「ほう、誘っていない…?こんなにもぐちょぐちょに濡らしていらっしゃるのにそのようなことをおっしゃるのですか…?♡」
「こんな、ばしょ、で…、んぅ♡、そんな……ぁ♡でき、ない……、ンッ♡」

イヤイヤと首を左右に振り、目に涙を滲ませる彼女を見て、小狐丸は「ふむ」と小さく呟く。彼女の狭い膣口にギンギンに固くなった自身を無理やりねじ込んでも良いが、今日はそれだけでは満足できそうにない。欲しい欲しいと乱れてこちらを求める彼女の蕩けた顔が見たくてたまらない。
その言葉を促すべく、小狐丸は己の上に乗せたままの主の身体をぐっと持ち上げて、炬燵の机の上に座らせる。「こぎつねまる、ちゃん?」と不安げにこちらを見る少し微笑んでから、彼女の両膝を掴み、グイと左右に広げた。常々小狐丸自身を受け止めているその身体は随分と柔らかくなっており、大きく足を開くのは容易い。顔を真っ赤にして「やだ、」と「やめて、」を繰り返す彼女の声を無視してどろどろに溶けた入口に顔を寄せてスンと匂いを嗅いだ。甘くツンとした雌の匂いがする。

「や、だぁ、♡小狐丸ちゃ、はなし、て…♡」
「おや、何故です?やめてほしいのであれば、このまま我慢もできるはずですよ♡それともぬしさまは足を広げただけでナカに挿れて欲しくなってしまう淫乱なのですか?♡」
「ぁ、そん…な…ぁ、ンッ♡」

主はモジモジと体をくねらせて足を閉じようとするが、小狐丸がぐっと膝を掴んで左右に広げているから、元に戻すことができない。己の体と片手で足を広げたまま、反対の手で彼女の花弁をくぱぁ♡と開くと、まだ触れてもいない蜜口の奥からとろとろと愛液が溢れて尻の方へ伝った。「み、みないでぇ♡」という彼女の声を無視してその蜜を指ですくいぺろりと舐めると、濃厚な雌の香りと甘い彼女の香りが混ざった味がする。己の意思一つで違った反応を見せる彼女はとても可愛らしい。すっと指を離してふふ、と笑うと息が膣口に当たって擽ったいのか、彼女はひくひくと足を震わせた。

「では、しばらくこのままにしておきましょうか…♡」
「え、や、まって、小狐丸ちゃん、」
「おやどうされましたかぬしさま♡」
「う、あ、そ、そんな、しちゃ…♡…ンッ♡」

入口をまじまじと眺められ、息を吹きかけられることで欲しくてたまらなくなくなっていることは小狐丸の目にも明らかだ。
が、欲しくないと強情な主に、簡単に触れてやる気は毛頭無い。狐はニヤリと口の端を釣り上げる。

「ふふ、とろとろと蜜をこぼしてなんと淫らな…♡……ですが、ぬしさまがお嫌なのであれば、私が触れるわけにはいきませんね」
「や、ぁ、小狐丸ちゃ、はなし、て……♡、あし、このままじゃ、なにも、できな……」
「おやおや、何もできなくはないはずですよ♡小狐が触らずとも、ぬしさまはお持ちではありませんか、その愛らしい指を♡」
「そ、んな……、」

暗に自慰を促したことは、成熟した女性とは言い難い年齢の主にも十分理解できたようで、これまでの行為で既に桃色に染まっていた頬を更に林檎のように紅くする。「ささ、ぬしさま」と微笑みかけると、主人は涙目でこちらを睨みつけてくる。そんなことをされても、全く怖くなどない、……むしろそそられてしまうというのに。
しばらくそのまま動かなかった主だが、小狐丸が膝を開いたまま離す気がないことを悟ったのだろう、少し身をよじったり、小狐丸が息を吹きかけたりするたびに与えられるもどかしい刺激にも耐えられなくなったようだ。腰をくねらせ、ふぅ、と小さく甘いため息をついてから、そろりそろりとどろどろに溶けた入口に指を伸ばす。その間何度か彼女が強請るようにこちらを見てきたが、狐は何も言わず微笑むだけだ。

初めは戯れのように秘所を撫でるだけだった。牡丹の花弁の周りをこすこすと擦れば、表皮がふるふると震えて、中心の粒まで振動が伝わる。それがもどかしくも気持ちが良いらしく、彼女の吐き出す息はどんどん熱くなる。しばらくそのまま敏感な部分に触れるか触れないかギリギリのところを往復していた指が、だんだんと中心に近づいていく。花弁を押しつぶし、時折中心の粒を擦る。特に中心に触れると刺激が強すぎるらしく、細い指がそこを弄る度に「ぁ♡んぅ♡」と小さな喘ぎが漏れた。徐々にぬちッ、ぬちッ♡と水音が激しくなっていく。ぬるぬると滑り逃げていく苔桃の実のような小さな粒を、細い指で追いかけ、撫でて、皮を被せてぐりぐり押しつぶす。嫌だ嫌だと言っていた彼女だが、抵抗感に背徳感による快感が勝ったのだろうか、泉に触れてもいないのに流れ続ける蜜を果実に絡め腰をくねらせながら官能を貪っている。
だが、やはり内側をぐちゃぐちゃにかき回されて嬲られることに慣れてしまった身体は外側からの刺激だけでは満足できないのだろう、蜜壷の入り口が切なそうに震えている。彼女のその表情から小狐丸自身を欲していることはありありと分かったが、彼女が脳みそまでとろとろに溶けそうな声でこちらを求めてくるまで、手を出してはやらないと決めている。そのような小狐丸の意思を悟ったのか、主は震えながらもそのしとどに濡れた熱源へ恐る恐る手を伸ばす。くちゅ♡ちゅう♡と水音を立てながら徐々に飲み込まれていく指を見ているだけで、その中の柔らかさが、ぬるつきが、熱が、思い起こされる。加えて、その甘く艶やかな声で「こ、ぎつねまるちゃ…ぁ、♡」と己の名を呼び、ゆっくりとぐちゅぐちゅの蜜孔を抜き差しするものだから、たまらない。夢中になっている彼女に悟られないように、ごくりと生唾を嚥下した。

「ぅ、ぁ♡も、むりぃ……♡」
「あぁ、ぬしさま、ぬしさまはご自身の中をこすこすされるのがとてもお上手ですね…♡ほら、こんなにも蜜がこぼれて……♡これではもう私の手助けはひつようなさそうですねぇ…♡」
「はぁ、ひッ、♡、そんな、こと、な♡」
「ですがぬしさま、ぬしさまのナカはきゅうきゅうと締まって喜んでいらっしゃいます♡ほら、お上手お上手♡」
「ぃ、ぁ、♡で、もぉ……」
「ほう、まだなにかご不満がございますか?」
「ん、ぃ、ゃ、ぁ…♡ひとり、は、嫌ぁ……、」

涙交じりに息を切らしながら告げられた主の言葉に、小狐丸は気持ちが昂り背筋が続々と震える。嗚呼、この小さな淫らな少女は私を求めてこんなにも乱れて、とろけて、何もかもわからなくなってしまっている……。それが、どんなに小狐丸の気持ちを煽るのか、彼女は全く分かっていないのだろう。それは小狐丸にとって好都合だ。はふはふと熱い呼吸を繰り返す彼女の耳元に口を寄せて、彼女の箍をもう一つ外す一言を流し込む。

「一人がお嫌、ですか。でしたらぬしさま、一度ご自身で気をやられる姿を小狐に見せてくだされ。そうしたら、私も、お手伝いをいたしましょう♡」
「は、ぅ、♡、ほんと、に……?」
「えぇ、勿論ですとも♡」

小狐丸が頷くと、主は安心したようにとろりと微笑む。そうして、ゆっくりと抽送を繰り返していた白魚のような指を一本から二本、三本と増やし、動きを速め、中に入りきらなかった親指で入口の上の突起を再び弄りだす。また、反対の手は未だ着物の合わせに覆われたままの乳房に延び、布越しにたわわな果実を揉みしだき、その中心をひっかくように指を動かす。さらりと長い黒髪が額や頬に張り付いた彼女は妙に艶かしい。
ぐちゅッ、ぐちゅッ♡ぬぷぬぷ♡と水音が響き、普段通りの室内の中、小狐丸と彼女のいる周りだけ異空間のように思えてくる。ガタガタと揺れて倒れそうになる湯呑をどこかへ移動させてしまいたいが、彼女の痴態から目を離すことができない。
ぷっくりと膨れた果実をぐりぐり♡と押しつぶし、中に埋めた指をくんくんッ♡と曲げる度に、びくびくと細い体が震える。絶頂が近いのだろうか、漏れる声が、一際甘く蕩けたような響きになっていく。

「こぎ、つねまるちゃ♡わか、りますか♡もう、わたし……ッんぅ♡」
「はい、ぬしさま♡しっかり見ております故、存分に気をやってくださいね♡」
「ん、♡、あ♡ぁ♡、こぎ、つねまるちゃん、こぎ、つねまる、ちゃああああああッ♡」

びくんとひときわ大きく震えた彼女の背が、弓形に弧を描く。ぱた、ぱた、と落ちる滴と共に、濃密な雌の香りが部屋中に広がった。

以下略