カルピス

牛乳と乳酸菌があわさった甘ったるい原液は、普段主や短刀が口にする水で薄めたものよりどろっとしていて、少し己が吐き出したものに似ている気がする。瓶の中に残るそれを主の足の間にとろとろと垂らす。肌に垂れた液体が冷たかったのだろうか、「ひっ、」と小さな悲鳴を上げる主を見て口の端がにやりと持ち上がる。

「や、だぁ、そんなもの…かけないで……、」
「まるで犯された後のようですね。……なんとも厭らしい。」
「……こ、小狐丸ちゃんの…せい…ですからね…、」
「ふふふ、それもそうですな、」

ぬち、と音を立てて原液を恥丘に擦りつけるように指を動かすと、彼女は小さく声を上げながら必死で小狐丸にしがみついてくる。甘い液体で濡れたそこは普段よりもすこしべたべたとしていて、指を外そうとすると、それを拒むかのように陰唇が張り付いてきてゆっくりと離れていく。

「ぃ…やぁ……べとべと…して…」
「おや、これはお嫌いですか、」
「ん、ぅ、少し、気持ち悪い、です…、」
「それは申し訳ありません、ぬしさま……。直ぐに綺麗にいたしましょう、ささ、足を開いて。」
「え、、…ぃ…、まって……!」

少し身動ぎして抵抗しようとする主の膝を押さえつけ、両足を大きく開く。赤く色づいた花弁にどろどろとしたと白い液体がまとわりつきとても扇情的だ。顔を近づけてスンと嗅ぐと厭らしい雌の香りと牛乳と乳酸菌の甘酸っぱい爽やかな香りが混ざった不思議とそそられる香り。先程触れた時に少し溢れたのであろう愛液も相俟ってぐちょぐちょになったそこをぺろりと舐めると、甘い原液の味に、主の中から溢れだした蜜の味が混ざって舌が麻痺しそうなほど甘かった。

「ひ、あ……ッああ、……」
「ッ、はぁ、ぬしさま、」

ぺろぺろと舐めるたびに主の中からは愛液が溢れ出し、小狐丸の唾液と混ざりくちゃ、くちゅ、と水音を立てる。ぬるりと舌をその入り口に差し込むと、髪の毛をぎゅうと掴まれる。ほかのものであれば切り捨てているところだが、それが主であれば悦びに変わる。

ぺちゃ、ぺちゃ、ぬちゅ、と舌を動かすたびに立つ音が厭らしい。様々な液体が混ざり合いどろどろになった陰唇をじゅるっ、じゅるると吸い上げると、主は背を反らし、目に涙を浮かべ、蜜口をひくひく震わせた。甘い原液はそのまま飲むと健康に良くないと主にとがめられたことがあるが、これだけ大量に溢れ出た淫水や主の汗と混ざり合っているのだ。舐め啜り、飲み込んでもも問題は無いだろう。
とろとろと甘いそこに舌を這わせ、幾度も舐めたり吸ったりを繰り返す。小狐丸が夢中になっているうちに、主は幾度かひくり、ひくりと内壁を震わせて華奢な背を反らし、瞳を涙で潤ませた。

「さあ、ぬしさま。綺麗になりましたよ。」
「はッ…んぅ…、小狐丸…ちゃ……」

昇りつめた余韻でくったりと布団に身を預ける主の額に口づけて、汗で頬に張り付いた髪の毛を払う。とろりとした表情の彼女が緩慢な動作で腕を伸ばしてくるから抱きとめて、あたまの後ろに手を回し、唇を重ねる。

「甘い……」
「ええ、ぬしさまからあふれ出る厭らしいい酒はたいそう甘うございます。」
「そ、じゃなくて、さっきの…、」
「先程の白い蜜のせい、だけではありませんよ、ぬしさま。ぬしさまの蜜はいつも甘い。」

今日は白い蜜のせいか一層甘く感じられましたが、そう言って主の口の端からこぼれた唾液を指で拭い、己の口に含む。甘い液体を口に含んだ小狐丸と口付けたせいか、それとも元来主の唾液がそうなのかやはりその液体は甘い。
そのまま、己の唾液で濡らした指で、再び主の花弁をなぞりぷっくりと膨れた花芯をなぞる。ぬるぬるとしたそこはとても滑りがよくなっており、蜜壺の入り口に指を添えると簡単にぬるりと飲み込んでしまう。

「おや、先程綺麗にいたしましたのに、また、」
「ぁ、ぅ…そ、れは……」

ぐちゅ、ぶちゅ、と水音を立てるそこは小狐丸が舐め啜る前よりも多くの蜜が溢れだし、布団に水たまりのような染みを作っている。「この小狐を求めていらっしゃるのですね、ぬしさま」と耳元でささやくと顔を赤くして俯く主が可愛らしい。

「では、甘く溶けたその中に、小狐のものを入れても構いませんか。」

そう問うと、主はぎこちなくも「良い、ですよ、」とこくり頷く。「聞かなくてもわかっているくせに…」と呟かれるが、それでも問うのは主のその言葉が聞きたいがため、だ。

「…ッあああ!」
「ふっ、…はぁ、ぬしさまは……相変わらず狭い……ッ」

熱く滾った自身をひくつく蜜孔にぬぷぬぷと埋め込む。滑らかな入口に反して奥はきゅうきゅうと小狐丸を締め付け今にも吐き出してしまいそうになるほど狭い。
奥までぎっちりと埋め込み、ゆっくりと抽送を始めると、あふれ出た愛液と先走り液が混ざり合い、泡立ち、ぐじゅ、ぐちゅ、ぶちゅ、と卑猥な水音をと立てた

「……んっ…はぁ…はぁ」
「っ…は、ん、…ぬしさま、」

耳元で彼女の名を呼ぶとそれだけで狭い壺はきゅうと締まり、ぐぷ、じゅぼ、じゅぼ、と結合部の水音が激しさを増す。

「ぐ、ぅ、ぬ、しさま…、小狐は、もう、……ッ」
「あぅン…ぁ…んッ、出して、ナカ…いっぱい………ッ!あぁ、あ」

ぐり、と子宮の入り口に亀頭を押し付けると、小狐丸の白濁をすべて搾り取るかのように蜜壺は蠢く。同時に小狐丸の目の前も火花がはじけるように真っ白になり、狭く熱い孔の最奥へ向けてどぷどぷと欲望を吐き出した。

瓶の中の白い液体も良いが、やはり自身が吐き出した白濁に濡れる彼女の方が一層そそられる。蜜口からこぽりと溢れたどろりとした液体を少し指ですくって主の口元に近づけると、彼女は指先についたそれをを愛おしむように丁寧にぺろぺろと舐める。その様子を見ているだけで先程吐き出したばかりのはずの小狐丸の欲の塊は膨れ上がり、再び彼女の中に入りたいと熱くなる。
無心で小狐丸の指を舐めしゃぶっていた彼女の口からちゅぱ、と音を立てて指が解放される、と同時にその細い方をそっと押して彼女を倒し、再び華奢な体に馬乗りになった。

「ぅ、んぅ…、小狐丸…ちゃん……?」
「……申し訳ありません、ぬしさま。小狐の熱が収まりませぬ。今一度、相手をしてくだされ。」
「あッ、ひ…、小狐丸ちゃんの、また、なかに、はいッ…ぁ、…!っあぁ、あああ、」

身体に力が入らなくなっている彼女を気遣いゆっくりと腰を進める。が、ひんひんと泣くような彼女の善がり声と、じゅぼじゅぼと水音が混ざり合ってその音だけで小狐丸の自身の熱は増してしまいそうだ。既に快感で意識が朦朧としてきている主は、内壁を擦られながらも、無意識に腕を伸ばし小狐丸の首の後ろで絡めて体を密着させようとしてくる。そのようにしてくる主がかわいらしくてたまらなくなり、最奥の壁に自身を打ち付けた。狭い蜜壺が一際狭くきゅうと締まり再び中で小狐丸も爆ぜる。
嗚呼、今宵の目合いも、甘味より甘い。