小狐丸と何度か夜はすごしたが、まさかこのような場所で行為に及ぶ日が来るとは思ってもいなかった。
浴室に溢れた湯気は、お互いの身体を熱くし、思考を鈍らせる。そんな中で、身体を暴かれてはいつも以上に乱れてしまうのも無理はない。
壁に手をつき、後ろから腰を抱えられ、太く硬くなったモノが赤くふくらんだ蕾を押しつぶすようにぬるぬると秘列をなぞっていく。堪えきれずに高い喘ぎ声がの口から洩れた。
「んぁっ…こぎつねまるちゃ…そこ…そんなに擦ったら…だめっ…」
「駄目、ですか?おかしいですね…。ぬしさまのここは嬉しそうに震えているのに。」
小狐丸のそれが感じやすい肉芽をこりこりと擽り、艶めかしく身もだえてしまう。
「ぬしさま、本当に駄目ならば、ここでやめて差し上げても良いのですよ。」
「…あっん…ら…めじゃ…ない…からぁ…っ」
駄目、といったもののこのままにされてしまってはぞくぞくするほどの震えと熱さを発散できない。の限界に近い声を聴き、にっこりわらった小狐丸は「そろそろ良いですかな。」と囁き先端を蜜口に宛がった。

共に湯浴みをどうですか、と声をかけてきたのは小狐丸のほうだった。断る隙も与えられず、気が付いたら服を脱がされ、小狐丸と共に湯船に入ってしまっていた。時々、この狐は恐ろしいほどの行動力を見せる。
湯船に入っては締まったが、は何もせずに終わらせるつもりだった。が、立ち上る湯気と、夜の閨でしか見ることのないお互いの肌に興奮したのだろうか、既に熱く硬くなった棒を腿にこすりつけられ、首筋を舐められ、「よいですか?」と低い声でささやかれた。
耳元で言われると閨に二人きりの時のような気分になり、つい流されてしまいそうになるが、必死で平静を保ち、勢いよく首を横に振る。本丸の風呂は銭湯のように広く、狭くて動けないというわけではないがそういう問題ではない。
「こんな明るいところで…?」
「ぬしさまの綺麗な肌がよく見えますよ。」
「そもそもお風呂でなんてするものではないと思うのですが…。」
「後々掃除がしやすくて楽だと思うのですが。」
「それでも……、もう少し待って……、」
「もう十分待ちました故…。」
散々渋ったものの、は小狐丸の頼みに弱いので、少しだけならと頷いてしまった。

壁についた手ががくがくと震える。じゅぶじゅぶと音がして熱く硬いものがの中に入ってくる。顔が見てないのが不安で何度も名前を呼んだが、小狐丸はの身体を壁に押さえつける手を放してはくれない。
ぴたりと背中に触れる小狐丸の肌が熱いのはこの浴室の温度や湿度が高いせいか、いつもとは違う場所での行為にお互いに興奮しているせいか、よくわからない。
身悶えながら仰け反ると、蜜口から溢れた愛液と先走り液が混ざった液体は、の太腿を伝い、ぽたぽたと落ちて水たまりを作っていた。
「ひんっ!はぁ…こぎっ…」
「ああ、挿れただけで気をやってしまわれたのですか。なんともいやらしく可愛らしい。」
「こぎつ、ねまるちゃ…あっ…」
「気をやって直ぐですから、こうして突き上げると余計に感じるのではないですか、ぬしさま。」
そう言って小狐丸は上り詰めたばかりのの中をズンズンと突いてくる。強すぎる刺激に、壊れてしまうのではないかと思うほどだ。ぐりぐりと抉られ、同時に胸のふくらみの中心に手を伸ばされ、びくりと体が震える。
「…ふぁっ……ああっ…そこはっ…」
「おや、ここを触ると気持ちがよいようですな。中が少しきつくなりましたよ。」
どこをどのように触れば感じるのか、分かりきっているくせに、そのような言い方をする小狐丸はとても意地悪だ。
後ろから胸の突起を抓まれ、くりくりと指で弄ばれる。その間も、蜜壺に埋まった肉棒はぐちゅぐちゅと音を立て内壁を擦っているのだから、気持ちよさに室内の熱さも相俟って意識を飛ばしてしまいそうだった。
「あんっ…お願い、小狐丸ちゃんっ…」
「なんですか、ぬしさまっ…、ここで止めろというのは酷ですよ…っ」
「んっ…違う、ちがうのっ…お願い、小狐丸ちゃんの、顔が見たいの…」
息も絶え絶えにがそういうと、小狐丸はの身体をぐるりと回転させる。壁を背にお互い向かい合うような形になった。そのまま自然な流れで深く唇を合わせる。口の端からあふれた唾液がぽたりと落ち、どちらのものかわからない液体と混ざっていく。
「そのような可愛らしいことをいわれては、止めろと言われても止めることができそうにありませんが、よろしいですかな。」
「あっ…止めろと言っても…んっ…やめたことなんか…無いじゃないですか…っ」
それもそうですな、と狐は微笑み、の片足を持ち上げてより深く貫いた。いやらしく濡れそぼった蜜孔をぬちゅぬちゅと突き上げられると同時に胸のふくらみが上下に揺れる。
「…………ひ……んぅ……あっん…も…う……そこ…むりっ……」
「…ぬしさま………ぬしさまっ……中に出しても良いですかなっ…」
「んぅ…いぃ…から……っ………あぁっ…!」
身体がびくりと痙攣すると同時に、びゅくびゅくと熱い液体が中に注がれるのを感じる。
そのままぐらりと視界が歪み、は崩れ落ちた身体を小狐丸にあずけた。