小狐丸が部屋の蝋燭にそっと灯をともす。消したままでも良いのだが、それではだめだと彼は言うのだ。曰く、「暗くてはぬしさまの乱れる姿がよく見えませんから」と。その言葉に名前が耳まで赤くなりうつむくと、何がおかしいのか小狐丸はくすくすと楽しそうに笑う。
「ぬしさまはいつまでも、反応が初心で可愛らしい。」
「そんな、私、もう子供ではありませんよ。」
「いえいえ、そういうことではなく。」
分かっていますよ、あなたが子供ではないことは。そう言いつつ、褥の上に座る名前の着物をするりするりと脱がせていく。
すべてあらわになった肌に触られ、口づけられ、吸い付かれ、跡をつけられ、名前の身体は徐々に熱くなっていく。
「子供のあなたにはこのようなことはできません。」
「…はぁっ…んっ…でもっ…、」
小狐丸が胸や腹の肌の薄い敏感な場所に触れながら喋るため、返事がまともにできない。小鳥が鳴くような可愛らしい声ですねと、小狐丸はまた笑う。
「…したいとは常々思ってはいましたが。」
もちろん今も、常々思っていますよ。あなたに触れたいと。そう言って狐が中心の泉に触れるから、乱され、暴かれ、もう何も考えられなくなる。じんじんと内臓が燃えているような、そんな感覚だ。
「さて、大人になったぬしさまはどのように私を楽しませてくださいますかな。」
蝋燭の火が消えるまで、夜は続く。