小さい頃から見ていたはずなのにいつの間にこんなに美しくなったのだろう。いや、昔から綺麗だとは思っていたが、これほどまでに成長するとは思いもしなかった。小狐丸は自らが布団に組み敷いた少女の艶やかな姿を見て息を飲む。
小狐丸は刀剣に宿った精霊、所謂刀の神のような存在であり、名前はその刀と共にある審神者と呼ばれる存在であった。
とはいえ、人と同じような体を持つ以上、欲は人と同じように持っている。今小狐丸は性欲と支配欲と愛情ごちゃ混ぜになっているのをどうにか理性の糸で絡めているような状態だった。これまでにも数度、身体を重ねてはきたが、このような感情に慣れる日が来ることは無いようなきがする。
昔から、それこそ名前が幼いころから、彼女のことを自分だけのものにしたいという欲望があった。自分だけしかいないばしょに閉じ込めてしまいたい。
…それは無理だと思っていたが、今小狐丸の腕の中で閉じ込められてしまっている。昔からよくしていたように額に口付けると少女はくすぐったそうに笑った。
「ぬしさま」いや、今この場にこの呼び方はふさわしくない。小狐丸は少女の耳元に唇を近づけ、彼女の名を囁いた。幼さを残した少女は小狐丸のふわふわとした髪の毛をゆっくりと撫でる。
「名前さま、してもよろしいですか。」
「…最初からそのつもりだったくせに。」
主にすべて見透かされていたようで、少し照れくさい気持ちになり、それを誤魔化すように彼女の着物に手をかける。するりと解けていく襦袢の紐を見るだけで高ぶりが抑えられなくなる。暴かれた白い肌はつるりと透明で、触れるのを少し躊躇ってしまうほどだ。だが、小狐丸はそのようなものを汚すことで興奮してしまう性質なので、背徳感を感じながらもゆっくりと手を伸ばしてしまう。発展途上な控えめな乳房に顔を近づけ赤い跡をつけると、主は身体をぴくりと震わせた。
「……痛いときには我慢なさらず言ってくださいね。」
「えっ…あ…違うんです、痛かったわけじゃなくて…」
「…では、気持ちがよかった?」
小狐丸の問いかけに対して名前は何も言わないが、其れは肯定と受け取って良いということだろうと勝手に解釈し、にんまりと笑った狐は、再び白い肌を紅い花で埋める。戯れに膨らみを揉み、先の飾りを唇や指で遊ぶと「んっ…ふっ…」と密かな声を漏らす主を見て、欲望の塊が膨らんでいくのを感じる。
膨らみを触る手はそのままにもう一方の手は胸から、腹、腰、と指を下へ下へとおろしていく。白い腿をゆるりと撫でた後ぷくりと膨らんだ花のつぼみに触れると名前は「ぁんっ」と一際高い声を上げた。引っ張ったり親指と人差し指で潰すようにしたりすると「あっ…あ…」と絶え間なく声が上がる。
「名前さまは、ここを触られるのがお好きですね。」
「ぁ…そんな、触ったら…やだぁ…」
「おや、そんなことを言うのはこのお口ですか。」
彼女の唇を人差し指でなぞり、己の唇でふさぐ。甘い味がする気がする少女の舌を絡めとり優しく吸うと、目じりに涙を浮かべながらも溶けそうな表情をする。その涙が快感からくるものであってほしいと、思いながらそっと舐めとる。
「嘘はいけませんよ、」
耳元でささやくと弱い主はそれだけでも感じてしまうようで、ぴくぴくと体を震わせる。
「好きなんでしょう、」「気持ち良いのでしょう、」と聞くと小さく頷く主に狐は満足して再び彼女の下腹部に指を這わせる。
ぐちゃぐちゃに溶けた泉の中に指を差し込むとくちゅりと水音を立て埋まっていく。未だ行為に慣れていないのであろう艶めかしくも綺麗なその中は、小狐丸の指一本だけでもきつく、本当にこの小さな身体を自身の杭で貫いても良いものかと不安になる。
それでも、中の壁がざらざらした部分を掻くと、とろとろとあふれ出てくるから、感じているのだと分かり嬉しくなる。次第にほぐれていき、二本・三本と指を増やしていく。ばらばらと指を動かし、同時に上の花芯を押すとと「あっ…ぅ…」と彼女の口の端から漏れる声が次第に大きくなってくる。
「こ…ぎつねまるちゃん、もう…んっ…むり…っ」
「そろそろ……、良いですかな。」
優しく丁寧に前戯を行ってはきたが、小狐丸のほうももう限界だった。ちいさく「きてください…」と主が呟いたのを確認し、熱く滾った自身を濡れそぼったそこに添える。男根をぐちゅりと音を立てて突き刺すと、名前はすこし眉をしかめる。痛みを感じているのだろうか。止めてやりたいが、衝動がそれを許してはくれない。絡みついてくる狭くて熱い中を広げ、太く硬いものをその小さな身体に埋める。
主の手を握り、前後に律動する。ゆるゆると腰を動かすと、ぬるぬるとした内側から更に蜜があふれ、滑りがよくなってくる。勢いをつけて突き上げると、彼女の身体は大きく跳ねた。
「はっ…うっ…こぎつねまるちゃん…っ、おっき…あっ」
「ぬしさま…、名前さま…、」
好きですよ、かわいいくて愛しい、私のぬしさま。
想いながら名を呼びながら腰をゆするたびに、結合部はじゅぷじゅぷと音を立て、主はますます可愛らしい喘ぎ声を上げる。頂点が近いらしく、きゅうきゅうと締まる中に、小狐丸自身もすべてを奪われそうになる。
「…ひんっ…だめっ…だめだめっ…いっちゃう…っ」
「大丈夫ですよ、存分に、気をやってください…っ」
「ふっ…あっ、あああっ…」
「……くっ…、」
主が果てると同時に小狐丸も己の欲望を彼女の中に吐き出した。
どくどくと脈打つ自身をずるりと抜き出して、快感の余韻からかぼんやりと焦点の定まらない目をしている主の髪の毛を、優しくなでる。
繋がっていた場所から、二人の体液がまじりあった液体があふれ出て、とても扇情的だ。
ああ、本当に体中があつい。